旬の素材へのこだわり

匠:講堂のように整然と並ぶテーブルの列 そこに居並ぶのは学生でも研究者でもなく「雲丹」 セリ人は折を一つ一つ持ち上げ声を待つ

旬の素材へのこだわり

『四季海鮮・旬花』では、お店で使う海鮮の旬を逃さないよう卸売り市場に直接出向いて仕入れます。

数ある食事処から当店を選んで頂いたお客様のために、私たちは一貫したおもてなしをしたい。そのために、食材選びは絶対に欠かせない行程です。

食の安全が問われる昨今です。かつて家庭の食を預かる母親たちが日課にしてきた姿を改めて見直し、手本にしたいと心がけています。

見てわかること。手に取って知ること。
素材の味が生きる和食料理では、食材の良さに勝る技術はありません。人任せに出来ない理由がここにあります。

<自分の目で確認して、納得できたものだけを仕入れる。>

お客様に常に安心して楽しんでいただく。それは新鮮で美味しい食材をお出しするばかりでなく、お会計の際も同様です。旬の魚は水揚げも豊富ですから極端な値がつくことも少なく、存分にお召し上がりいただけます。

お食事は一期一会。
たとえ時期外れの食材であっても言い訳にはなりません。あえて真剣勝負のセリ場に出向き、確かな食材にこだわるのは私自身が暮らす港の町『函館』の海鮮の味に誇りを持っているからです。

産地にいるからこそ。そこで食を提供するものとして決してその味に妥協したくないのです。

それゆえ、楽しみにしてご来店いただいた方には大変失礼なことと感じながらも、状態の悪いものはお出しせず、別メニューのご紹介をすることもあります。
これも鮮度を大切にしている旬花のこだわりです。

毎日の旬素材とお客様との一期一会が、より素敵なものとなるよう一品一品丁寧に仕上げさせていただきます。

料理長からのご挨拶

おいしいさに巡り合った時、人は必ず頬を緩めます。
老若男女わけ隔てなく幸せな気分を味わえるのが食の素晴らしさです。

昨日よりも今日。小さな歩みではあっても
より思い出に残る味を求めて
調理師一同、懸命に進む所存です。

料理長 山田 一美